猛暑に負けない熱気の中で、「情報科の挑戦」を語り尽くした2日間
第16回全国高等学校情報教育研究会全国大会(東京大会)

全国の高等学校情報科の先生方が集まって、日頃の実践や調査・研究を発表する全国高等学校情報教育研究会(全高情研)全国大会。第16回となる今回は、4年ぶりの現地開催となりました(8月9日・10日@工学院大学新宿キャンパス)。
参加者は、北海道から沖縄まで、全国から562名と過去最多を数え、30の分科会発表と20のポスター発表は、どこもすばらしい発表と熱心な質疑応答が繰り広げられました。
今大会のテーマは、「情報科の挑戦~授業実践と大学入試~」。新課程の大学入学共通テストも、いよいよ来年度に迫っています。授業をどのように組み立てていくか、その中で入試に向けて何ができるのか。
学校や年代の枠を超えた議論や交流は、全高情研ならではのものです。Zoomで会えると言っても、やはりリアルの語らいは格別です。会場のあちこちで、旧交を温め合う先生方の姿が見られました。
[基調講演]
東北大学情報学研究科 東京学芸大学教育学研究科 堀田龍也先生
[分科会発表]
東京都立立川高校 佐藤義弘先生
◇質的データを用いたデータサイエンス授業実践~総合的な探究の時間と情報Iの接続
雲雀丘学園高校 林宏樹先生
愛知教育大学教職大学院 三輪理人先生
近江兄弟社高校 長谷川友彦先生
◇試作問題「情報Ⅰ」の出題形式を援用した論理回路に関する授業の取り組み
東大寺学園中学校・高等学校 𠮷田拓也先生
◇試作問題「情報Ⅰ」と探究力―受験結果の分析と情報教育の未来形―
京都市立日吉ケ丘高校 藤岡健史先生
愛知県立高蔵寺高校 田中健先生
[ポスター発表]
◇SSH指定校における情報Iの扱い~「国民的素養」の徹底した育成の実現を目指して
お茶の水女子大学附属高校 山上通惠先生
◇ビジュアルプログラミングはテキストプログラミングの学習に生かされている? ~授業内アンケートによる探索的検討~
相模女子大学中学部・高等部 堺和貴子先生
大阪府立夕陽丘高校 勝山衿佳先生
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