日本情報科教育学会 第9回全国大会

教科「情報」が先導する「教育の情報化」待ったなし!

次期学習指導要領改訂で、「情報の科学」を軸とする新しい共通教科「情報」の全容が見え始め、今月2日には政府の新たな成長戦略で小学校でのプログラミング教育の必修化が閣議決定されるなど、現在俄然教科「情報」の重要性に注目が集まっています。

 

まさにそのさ中で、日本情報科教育学会第9回全国大会(2016年6月25日・26日@愛知県刈谷市産業振興センター)が開催されました。

 

今回のテーマは「情報科に求められる教育と情報科が目指すべき教育」。「カリキュラム・教材」、「情報科の考察・評価」「教員養成」「問題解決と評価」「プログラミング教育」「高大連携」など様々なテーマで、授業実践や研究の報告が行われました。

 

実践・研究発表と記念講演、パネルディスカッションをご紹介します。

 

[記念講演]

・「教育改革を踏まえた教育の情報化

   文部科学省 生涯学習政策局 情報教育振興室長 初等中等教育局視学官 新津勝二氏

・「高等学校共通教科「情報」の検討状況

 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 研究開発部 教育課程調査官 鹿野利春氏

 

[実践・研究発表]

・「情報科における『データの分析』教育の役割~柏陽IoTと柏陽ビッグデータの取り組み~

  神奈川県立柏陽高校 間辺広樹先生

・「オンラインで利用可能なプログラミング学習環境の提案

  大阪電気通信大学 兼宗進先生

・「うわさとの上手な付き合い方を学ぶ~“うわさ”はどこまで扱えるか 実践報告

  中央大学杉並高等学校 生田研一郎先生

・「コンピューティングの概念に基づいた必修・選択型高等学校『情報科』カリキュラム案

  日本大学 夜久竹夫先生

・「実世界のデータを計測し活用するプログラミング学習活動

  愛知教育大学 鎌田敏之先生

 

[パネルディスカッション]

地域社会が情報科に求める教育と、教育現場が考える情報科が目指すべき教育

<パネリスト>

鈴木直樹氏(刈谷市前副市長)

松井茂樹先生(デンソー工業学園学園長)

香山瑞穂先生(東海中部支部支部長、信州大学)

水野修治先生(大会実行委員会副委員長、愛知県立岡崎商業高等学校)

<コーディネーター>

矢野宏彦先生(大会実行委員長、愛知県立千種高等学校)