「情報I」開始半年、振り返りとともに新たなステージに向けて

高校教科「情報」シンポジウム(ジョーシン)2022秋

毎年秋に、高校教科「情報」のあり方を熱く議論する「高校教科「情報」シンポジウム(ジョーシン: 情報処理学会 情報処理教育委員会・初等中等教育委員会主催)」。今年は10月23日(日)に、工学院大学新宿キャンパスとオンラインのハイブリッドで開催されました。

 

今回のテーマは「新しい情報教育の在り方 ~情報Ⅰの実施から大学入学共通テストまで~」。

 

 

会場開催は、2019年以来3年ぶりとなります。この3年間、コロナ禍、GIGAスクール、そして共通すテストへの「情報I」導入、新課程「情報I」のスタートと教科「情報」を取り巻く環境は目まぐるしく変化しました。

 

今回のジョーシンは、新課程の授業に取り組む高校の先生方からの報告を踏まえて、高校現場の抱える問題や中学校・高校の接続、民間企業等の支援のあり方、advancedの生徒にどのように対応するか等など、様々な視点から新しい情報教育の在り方について、熱い議論が行われました。

 

 

[プログラム] 

◇オープニング

  稲垣 知宏先生(情報処理学会情報処理教育委員会委員長/広島大学)

 

◇学習指導要領のより良い実施に向けて

  田﨑 丈晴先生(国立教育政策研究所)

 

新しい情報科と大学や社会との接続 

  鹿野 利春先生(京都精華大学)

 

「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指すプログラミングの授業実践

  稲垣 俊介先生(東京都立神代高等学校)

 

様々な事象を情報とその結び付きとして捉える態度を育成する授業実践

  井手 広康先生(情報処理学会初等中等教育委員会幹事/愛知県立小牧高等学校)

 

 

パネルディスカッション「新しい情報教育の在り方」

  コーディネータ:中野 由章先生

  (情報処理学会初等中等教育委員会委員長/工学院大学附属中学校・高等学校)

  パネリスト:稲垣 俊介先生(東京都立神代高等学校)

        井手 広康先生(愛知県立小牧高等学校)

        鹿野 利春先生(京都精華大学)

  指定討論者:滑川 敬章先生(松戸市立旭町中学校)

 

◇クロージング

  高岡 詠子先生(情報処理学会教育担当理事/上智大学)