New Education Expo2019 

【パネルディスカッション】

学習の基盤となる情報活用能力の体系的な育成~実践事例から考える育成方法

北海道教育大学附属釧路中学校の取り組み

北海道教育大学附属釧路中学校 柴田題寛先生

過去の蓄積を活かして、教員全体で取り組む体制作り

本校は今年で開校50周年を迎えます。本質・本気・本物の三つの「本」を経営方針に据え、生徒と教師が「授業で勝負」を合言葉に学校生活を送っています。これまでは、全校教科を公開する研究授業を年1回実施していましたが、今年からは、教科ごとに毎年複数回のセミナー形式に変えることで、より一層情報発信に力を入れています。ICT環境については平成24年にiPadが導入されました。現在は、全校で84台揃えています。一昨年には無線LANも完備し、校内いつでもどこでもインターネットにアクセスできる環境をようやく実現できました。

 

今回、IE-School事業に参加することになって、過度な業務負担の回避と、全教職員で取り組むという2点を強く意識しました。そこで、これまでの財産を十分に活用する「歴史に学ぶ」ということと、「チーム附中」として学校全体の取り組みにするということを意識してカリキュラム・マネジメント(カリマネ)を目指すこととしました。

 

本日は、こちらの図にあるように、昨年度の本校の取り組みの成果を、「研究内容」「環境と体制」「研究計画」「カリマネの取り組み」「実践」、そして最後に今年度取り組んでいる内容を紹介します。

 

まず、研究内容です。学習指導要領の解説の総則編にある1から6のカリキュラム・マネジメントの例を参考にして、研究内容を実現する計画を練ることとしました。本校の教育目標(図・左上)、そして情報教育目標(同・中央下)を受け、本校で目指す資質・能力を図の右の4点に絞って設定しました。

 

この育成のためにどのような計画を立てる必要があるかについて、下図の組織を作って計画を立て、実施してきました。

 

この図は昨年、平成30年度の研究体制です。ここで意識したのは、既存の組織を生かすとともに、教職員の過度な負担を軽減することです。そして、学校全体で情報活用能力育成の組織体制を作りました。これの研究主任が要となって、研究部(研究推進委員会)と各教科や各委員会が連動するように体制を作りました。

 

 

組織の体制で強く意識したのは、役割の明確化・体制の強化・周知徹底の3点です。推進委員には研究委員を、拡大推進委員は主任クラスが集まる運営委員会を活用して、会議を増やさずにチェック体制の強化を図りました。また、職員会議や全校研修で提案や報告、実践をする流れを汲んだことで、職員全体の周知徹底を図りました。

 

 

その体制を基に、図のように研究の計画を立て、研修マネジメントを推進しました。計画を立てるにあたっては、手順例と実際の計画がどのように関連付いているか見えるようにして、進めていきました。

 

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カリキュラム・マネジメントの軸は「横断的カリキュラム見取り表」「体系表」「アンケート調査」「スポット研修」

次にカリキュラム・マネジメントの取り組みについてご紹介します。本校では大きく四つ、「横断的カリキュラム見取り表」と「体系表」の作成、「アンケート調査」「スポット研修」の取り組みを行いました。

 

まずは、横断的カリキュラム見取り表の作成ですが、新学習指導要領の総則では、「学習の基盤となる資質・能力を育成するために、教科横断的な視点で教科等の編成を図ること」が明示されています。これを受けて、本校では今回のIE-Schoolを受ける前年の平成29年度に、教科横断的な取り組みを進めていました。この年は、教科での擦り合わせを行い、どういった形で横断的な取り組みが可能かを模索し、次の平成30年には情報活用能力という視点を加えるとともに、資質・能力ベースでどのように横断を図っていくかを検討し、可視化することとしました。

 

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上図が、数学と理科の横断の例です。1枚のシートの中で、教科と学年を網羅的に見えることが利点となっています。下図は学年ごとの見取り表です。横断が可能な単元同士を線で結ぶことで、つながりが見えるようにしました。また、情報活用能力の育成の視点から、各単元題材で育む資質能力を示して、次に紹介する体系表のどこに位置付き、どのようなICTを用いるかを明記しました。その一方で、つながりとして実際に関連が図れるどうかかを、お互いに協議をしながら、この表を完成させていきました。

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続いて、体系表です。体系表の作成には、現状把握→各種研修→評価改善→体制構築の四つのステップを組んで行いました。体制構築の段階では、本事業のイメージを共有して期限や分担等を説明し、先生方全員に見通しを持ってもらう形にしました。これは、単なる作業として行うのでなく、今の子どもたちに何が必要なのか、という視点を持って、修正・改善を図るためです。

 

 

現状把握の段階では、これまで先生方が無意識的に取り組んできたものを、しっかりと意識化を図るというのがとても有効でした。何か新しいものに取り組むというよりは、現状あるものをブラッシュアップしていくという視点で、共通理解のもと実施してきました。

 

各種研修、評価の段階では、教科ごとに取り組んだことを全体で共有する場を適宜持ち、交流しながら作成を進めました。下図は体系表の見取り表の作成のプロセスを示したものですが、モデルの提示から始め、期限を指定し、教科の委員、そして全員で検討するプロセスを経て、作成を進めています。

 

 

下図が実際の体系表ですが、大変細かいのでぜひ実物の資料でご覧ください(※)。本校では小学校との連携を進めてきており、これと合わせてステップ1からステップ4の体系表を整備できたことは、今回の一つの成果だと感じております。

 

※以下から資料がダウンロードできます。 

全学年横断的カリキュラム見取り表 .pdf
PDFファイル 499.3 KB
第1学年横断的カリキュラム見取り表 .pdf
PDFファイル 592.4 KB
第2学年横断的カリキュラム見取り表 .pdf
PDFファイル 364.1 KB
第3学年横断的カリキュラム見取り表.pdf
PDFファイル 431.1 KB

 

続いてアンケート調査です。カリキュラム・マネジメントには事前の準備が必要不可欠ですので、アンケートで実態調査を行いました。これまでのIE-Schoolの実践を基に、生徒用と教師用のアンケートを作成しました。

 

図はその一部ですが、インターネットで必要な情報を検索して調べることが得意とする生徒は8割、苦手な生徒は2割といったことがわかりました。

 

 

また、使用頻度を学年で追うと、学年が上がるにつれて、頻度も上がっていき、3年生になると3割の生徒が、ほぼ毎日インターネットを利用しています。

 

こちらは、今回の授業前後のデータになります。教員用のアンケートからですが、左側は授業の中で生徒同士が教え合い、学び合う学習を行わせること。右側は、生徒の課題発見、解決型学習を行わせることの平均の推移です。実践前より、実践後で伸びが見られました。これは、本授業を通してICTを活用する啓蒙を図ったのももちろんありますが、ICTを活用して、プログラミング的思考の育成を目指した本事業の成果を、先生方が実感していることを示しています。

 

下図は、3年生のアンケート結果ですが、多くの項目で改善が見られています。

 

特に項目の「発表するためのスライドや資料を作成することは得意である」と、「できるだけ多くの資料を集めてから、自分の探していることを見つけようとしている」の二つの項目の数値が改善されたことは、情報活用能力育成に向けた授業の成果であると感じています。

 

【情報活用能力調査(生徒用)の設問】

さらに、本校では経年で取り続けている学習に関するアンケートがありますが、その中の設問の「今まで関係ないと思っていたことも、こんなつながりがあった」「わからないこと・わかったことがはっきりした」の項目も上昇しました。これも、プログラミング的思考の育成を目指した授業改善の成果といえるのではないかと考えています。

 

最後がスポット研修です。今回の研究を推進するにあたり、大切にしてきたことの一つが情報の共有化です。研修や会議の回数を増やすのは、職員の負担を増やすことにつながりますので、それを避けるために、月に1度開かれる職員会議の後に15分から20分程度の時間を用いて、スポット研修を行いました。

 

 

情報提供では、北海道教育大学附属函館中学校と三田国際学園中学校から講師をお招きして講演会も行いました。附属函館中は前年度IE-School実践校だったため、その取り組み内容を発表いただくことで、本事業の研究の見通しや共通理解、さらにICTを活用した授業のイメージを共有することができました。

 

また、三田国際学園中学校さんからは、iPadの活用事例や、研修の仕方についてご講演いただきました。この学校は、Apple認定校ということで、かねてよりiPadを使った取り組みを行っています。本校も、主力として使っているタブレットがiPadであることから、このお話に刺激を受けて、新たな組織委員会も立ち上がっています。ここから、MDM((Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)にも本格的に着手しました。

 

 

IE-Schoolの取り組みから生まれた融合科目Technology & Art

こちらは、IE-Schoolの取り組みの中で生まれたTA(Technology & Art)という、技術科と美術科の融合型の新科目で、3年生で実施しています。学校生活の充実を目指すプロダクトの創造と、それを発信するためのウェブデザインを行いました。

 

プロダクトデザインでは、自分たちの学校生活を振り返りながら問題を見出し、その中から課題を設定して、どのように解決していくかということをデザインしました。

 

ウェブデザインでは、クラウドファンディングで資金を集めようということを課題に設定しまして、どのようなウェブページであれば、プロダクトの良さを伝えることができるのか、多くの人たちから共感を得ることができるのかということを考えながら、デザインしていきました。

 

今年度はさらに枠組みを広げて、理科と社会に協力をお願いして、プロダクトにこだわるのでなく、ユーザ・インターフェースの視点から、「町づくり」というテーマで授業を展開しています。また、IE-Schoolの授業を通して、三田国際学園さんとつながりを持ったので、先ほど長野県さんの事例にあったように、Zoomで2つの学校をつなぎ、同じテーマを用いて両校で課題解決に取り組んでいます。

 

これによって、それぞれが住んでいる地域の比較をしながら、自分たちの町の良さを実感したり、逆に課題が浮き彫りになったりするので、互いにアイデアを出し合いながら、実践に臨んでいます。

 

情報化推進委員会を中心に、ICTの環境整備と教育活動を推進

最後にまとめです。今回の取り組みを終えて、現在本校では、先ほどお話しした情報化推進委員会が設置されました。この委員会では、iPadを使った学習活動や、環境推進、情報活用能力を柱とした教育活動の推進などを目的としています。

 

ここが中心となって、現在Appleさんの協力を得るということで、月1回「りんごデー」を設定し、推進委員会を中心として、環境づくりと教職員のスキルアップに資する取り組みを行っています。

 

 

次に、iPadを文房具のように使える子どもたちを育てたいということで、MDMの導入に取り組んでいます。本校は、平成24年からiPadを40台導入しましたが、当時の生徒の活動は、検索やカメラ機能に限られていました。先生方も資料の提示程度でしたが、現在はiPadの台数も80台超えており、教科で様々なアプリケーションを利用したり、生徒同士の情報共有や分析、発表などに使われたりするなど、活用の幅が広がっています。

 

iPadを共用で使われている学校の方はご存知かと思いますが、1台1台設定したり、アップデートしたり、インストールしたりという管理面ではかなりたいへんです。そういった中で、平成30年度、IE-Schoolに取り組む際には、手軽に・時間をかけず・誰でもが管理できる方法を模索しました。Appleさんには、実際に、1人1台ずつiPadを持たせているApple認定校を視察させていただいたり、iPadを無線で一括管理できるMDMの業者を紹介していただいたりと、非常に助けられています。また、困ったことがあって連絡すると、すぐウェブミーティングを開いていただき、解決に向けてアドバイスをいただける関係を作っています。

 

MDMは、コスト面で折り合いをつけることはやはり難しいので、現在は、Configurator2(※)というアプリケーションを用いて、有線で管理をしていますが、中には初期化できないIp端末があったりうまく認識されなかったりなどといった、様々な障壁を推進新委員会のメンバーで何とか試行錯誤しながら乗り越えて、今ここにあるという形です。本校にふさわしい管理運用の仕方について、今現在、模索しています。

https://support.apple.com/ja-jp/apple-configurator

 

[質疑応答]

安藤先生

ありがとうございました。それでは、松坂先生から小学校の立場で今のお話にコメントかご質問をいただけますでしょうか。

 

松坂先生

二つお聞きしたいと思います。一つ目は、小学校で一人の教員が多くの教科を担当しているので、体系表でマネジメントするのはそれほど苦労しなかったですが、中学校では教科別なので、それをつないでいくのは大変だったと思います。先ほど横断線というお話がありましたが、その辺りをもう少し詳しく教えていただきたいと思います。

 

二つ目は、最後の「Technology & Art」、技術科プラス美術というお話で、情報活用能力の育成としてデジタルデザインというのは非常に興味深いと思いましたが、その他に何かこのような科目融合の可能性があれば、教えていただければと思います。

 

柴田先生

まず一つ目のご質問について言えば、体系表を作る時は、先生方がまさに一堂に会して、グループごとにテーブルに大きい紙を置いて、これをもとに様々な教科で、「ここ、つながるよね」とか「これはいけるんじゃないか」と話し合いながら一度線を結びます。その紙を違うグループに回して、それをまた違うグループに…とどんどん回していくことで、様々な教科の先生方の情報を一元化できるように進めています。

 

ですので、各教科の特性に応じた意見を出し合いながら、また一応結んでみたけどやはり苦しいよね、といったやり取りをしながら、なごやかながら真剣に取り組んでいます。

 

もう一点、「Technology & ART」以外については、教科の専門性があるだけに、先生同士で一緒にやろうという話はなかなか難しいと思います。今現在やっていることが精いっぱいなのに、さらに違うことをするとなると、非常に負担感が増すので、本当にこのTechnology & ARTも、先生同士の「こんなことできたら楽しいよね」「じゃあ、一度やってみましょうか」という流れから実現しています。今年は、先ほども話したように、理科や社会の教員を巻き込んで、少しずつ広げていきたいと思っています。

 

本校には、「ファーストスイマー」という言葉があります。誰かが先に泳ぎ出さないと、後をついてくるものはいないということで、技術と美術でファーストスイマーになろう、ということで進めています。

 

会場参加者

今日のご発表ではあえて出されなかったのかもしれませんが、評価を実際はどのようにしていくかについて、ぜひお聞きしたいと思います。

 

柴田先生

評価は実際非常に難しいと思います。このTechnology & Artをする時に、どういった視点で評価するのかが明確でなければ、多分やっただけで終わってしまうということで、我々もじっくり話し合いました。そして、技術科では「ユーザビリティ」ということで使いやすさ、そして材質であったりエネルギーであったりという、技術科の3年間の学びをどのように生かしていくか、様々な視点を持ちながら評価しました。

 

美術については、UI(User Interface)デザインということで、ホームページの見やすさや配色、どのような文字フォントを使うのかなどについて、細かく評価をしながら、2人の先生が相談して、最終的な評価につなげていくということになります。

 

安藤先生

実は私はこのTechnology & Art授業を視察しましたが、一つの授業を2人の先生が交互に教えるというやり方をされていました。ですから、技術科の先生が技術的な話をされている時に、美術の先生も同席して、子どもたちが活動している間は2人で生徒の活動を見ていらっしゃいました。それでは、また少し泰山先生から解説をいただければと思います。

 

泰山先生

附属釧路中学さんは、いろいろなことをされていて、参考になるところがたくさんあったと思います。特にTAはすごいですね。それでは、先ほどと同じようにポイントとなりそうなところだけ抽出をしました。

 

一つは、特に中学校になると非常に難しくなる教科を越えたカリキュラム・マネジメントを、「情報活用能力」という視点をプラスして実現されたことです。これまでずっと教科横断的な資質・能力の整理をされてきたところに、もう一つ情報活用能力という軸を加えて、より詳細化されたということになるのかと思います。

 

先ほどご発表の中に出てきた、各教科で無意識的に取り組んできたものを意識化するっていうことが、今後どの学校でもカリマネの一つのポイントになるのではないかと思います。つまり、育成を目指す資質・能力を支える力としての情報活用能力、もしくは教科の目標そのものと重なる情報活用能力を、詳細化してハイライトしていくところが、重要なポイントになるかなと思います。このTechnology & Artは、二つの教科でその重なりとなる部分が、多分非常に強かったのではないかと思います。

 

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もう一つは、それを実行するための体制を非常に詳細に整理されているということです。附属中学校だから、授業力や指導力の高い先生方がおられたことも一つの要因になっているだろうと思いますが、当然それだけではなく、できる体制をどのように整えるかというところも詳細に検討していただいていると思います。ここには「校内体制の整理と学習の基盤の明確化」と書きましたが、それを共有するための体制は何か、そして学習の基盤となる情報活用能力とはどういうことなのかをまず整理していただいています。

 

このことは、このカリマネの表で言えば、教育課程を実施しながらの評価・改善、人的・物的な体制(人的体制の中にAppleも入ります)の評価改善を行い、それに基づいて校内組織をきちんと再編成し、整理したということになりますね。それがまた次の実践と改善につながっていくのだろうと思います。

 

私からも質問をしたいと思うのですが、先ほどのお話の最後のほうで、情報化推進委員会という体制のお話がありましたが、この方々がいわゆる「ファーストスイマー」ということになるわけですよね。そうすると、この情報化推進委員会という立場があることによる利点は何かということと、その中で情報化推進委員会の先生方は、具体的にどのような役割を担われていたのかを、ご紹介いただけますでしょうか。

 

柴田先生

正直なところ、職員全体がICTに長けているとか、iPadなら任せなさいという状況ではないので、ある程度使える先生たちが、まず使いこなせるようにしていこうというのが、この委員会の一つの大きな目的です。

 

実はAppleにApple Teacherというウェブ上で簡単に取れる資格があります。これを全員が取ろうとそれに向けた講習会を開いたり、公開授業を通して、実際に授業の中でどのように使うかというところを見せるのが大きな役割です

 

泰山先生

なるほど。情報化推進委員会という立場があるからこそ、まずはその先生が例を示すというような体制だということですね。もし他の学校で進めるとしても、こういう中心になる先生方を、役割としておいたほうがよいでしょうか。

 

柴田先生

誰かがやらないと誰もやってくれないので、実際にやっていくなると、情報化推進委員会があったからこそ、今我々の学校で広がって今ると思います。本校で一番年配の体育の先生が、Coach's Eyeを普通に使われるようになって、「生徒の動きをこうやって分析したら、生徒たちはこんなふうに考えるんだよ」と話してくださったりすると、若い先生方からも、自分も使ってみようという声が出てきます。

ですので、私たちもそういった先生を巻き込んで「先生、こんないいアプリあるんですよ。どうですか」と声をかけて、もっと使っていただけるようにしています。どの先生に声をかけて巻き込んでいくかというのは、とても大事だと思います。

 

泰山先生

こういった工夫で、好きな先生方だけがマニアックにやっている感じにならない体制を作るという点で、他の学校の参考になると思います。ありがとうございました。