[特集]授業を見学してきました

「授業事例」のコーナーで様々な授業を紹介してくださった先生方の、実際の授業を見学させていただきました。生徒たちの反応や、それに対する先生の言葉かけによって、活動が大きくふくらんでいくことがわかりました。

 

今回の取材では、1つの授業だけでなく、単元全体や「情報I」の授業全体をどのように設計するかについてもお聞きしました。

 

「情報I」の全ての基礎「基数変換」をパターンマッチングで学ぶ~ポイントは「ニコイチ」!? 

東京都立南多摩中等教育学校 御家雄一先生

 

2進法の「0・1」は、コンピュータの動作やネットワークのプロトコルなど、コンピュータサイエンスの全ての内容につながります。1学期の第2章「情報デザイン」で学ぶ基数変換を、「情報I」の他の領域にどのように展開していくかについて、お話しいただきました。

 


生徒自身のペースで進める「100連ガチャのプログラミングによるシミュレーション」~「アルゴリズムとプログラミング」の全体設計~

神奈川県立横浜国際高校 鎌田高徳先生

 

限られた授業時間の中で、生徒が自分で考えて進めるプログラミングの授業はどのように設計したらよいのか。

生徒が主体的に・自分のペースで進めていく可能にする、教材やカリキュラムの全体設計についてお話ししていただきました。

 


データを読み解くために、「科学的な証拠の把握」のための情報リテラシーを身に付ける

神奈川県立生田東高校 大石智広先生

 

「情報I」の第4章「データの活用」では、データの収集・整理、分析・可視化、検証・評価の一連の流れから問題解決を行う手法や意味を学びます。しかし、実際にデータを収集し評価する際に、「確証バイアス」に少なからず影響されます。

確証バイアスに惑わされず、科学的な証拠に基づいた評価をするための、情報リテラシーとしてのデータの読み方を身に付ける授業のあり方を紹介していただきました。 

 


情報Iの授業で伝えたかったこと~情報技術と友達になって、「楽しみな未来」へ

日出学園高等学校 武善紀之先生

 

「情報I」の内容は、社会の仕組みからデザイン、コンピュータとネットワーク、データ分析と非常に多岐にわたります。

社会とのつながりやコンピュータとの付き合い方、情報技術の意味を自分事としてとらえられるようにするために、1年間の授業全体をどのようなストーリーで作っていくか。その着地点で生徒達に何を伝えるかをお話しいただきました。

 

「社会に目を向ける」視点から学ぶデータの分析

日出学園高校 武善紀之先生

 

「情報I」の第4章「情報通信ネットワークとデータの分析」の「データの分析」は、数学との関連が大きく、数学の内容をどこまで扱うのか、「情報I」としての特徴をどのように出すのか、という授業の設計も難しいとともに、生徒も苦手意識を持ちやすい分野です。

日出学園の武善紀之先生の「データベース」と「データサイエンス入門」の2コマの授業を取材しました。

 


炎上・拡散事件の調査を通して学ぶ「情報との付き合い方」

世田谷学園高校 神藤健朗先生

 

「情報I」の第1章「情報社会の問題解決」では、「情報社会における個人の果たす責任と役割」として情報モラルを扱います。情報モラルは、教科「情報」がスタートして以来扱われており、生徒たちにとって最も身近な内容とも言えます。

世田谷学園高校の神藤健朗先生の「炎上・拡散事件の調査を通して学ぶ『情報との付き合い方』」3回続きの授業の、第2回と第3回の授業を見学しました。