神奈川県情報部会実践事例報告会2022講評・講演

よりよい授業に向けた不断の授業改善のために

国立教育政策研究所教育課程研究センター 研究開発部教育課程調査官

田崎丈晴先生

ご本人提供
ご本人提供

今回は、講評と言うよりは、まずは今回発表してくださった先生方のご努力に対して、私が共感したことや感想といった形でお話できればと思います。

 

また、講演としましては、最近の情報科の動向を中心にお話ししたいと思います。

 

 

まずは、何よりも今日この日のために、神奈川県情報部会の先生方には、広報から準備、当日の運営まで、大変な時間とお力を注いでくださったこと、心より感謝申し上げたいと思います。今日は全国から216名の参加申し込みがあったと伺っています。参加してくださった全ての皆さまには、この会を盛り上げてくださったこと、たいへんありがたいと思います。

 


今回のイベントは、「情報Ⅰスタート、事例発表者(勇者)を讃え、交流しよう!」というテーマで実施されています。

 

参加者の皆さんは、どの「勇者」と交流されましたでしょうか。ポスター発表にも、発表ごとに短時間 ですが参加してやりとりを伺っておりました。時折白熱した議論もあって、大変よかったと思いました。

 

様々なご発表をうかがって、先生方が学習指導要領に基づいて、主体的・対話的で深い学びや探究的な学び等、授業改善をされていること、そして生徒が何を学ぶのか、どのような力を身に付けるのか、という視点で授業研究をされ、実践で実現していらっしゃることが伺えたのは、私にとっても大変な励みとなり、また心強く、嬉しく思ったことでした。

 

 

全国から集まった54の事例発表~成功だけでなく、失敗や改善案も共有する場として

今回は、スライドに挙げた4つの分野で、北海道から山口県まで、高校・大学・事業者さん合わせてオンデマンド発表38本とポスター16本、計54本の発表をいただきました。

 

その中で、神奈川県の発表が15本あり、様々な校種・職務の皆さんが発表に参加されていました。このように幅広い方々が情報教育を支えてくださっていることについて、厚くお礼を申し上げたいと思いますし、またこれからも交流を継続し、皆さんで支え合って情報科を育てていただきたいと思います。

 

また、開会式で会長の柴田先生が「この実践事例報告会は、『報告するだけ』というハードルの低さがいい」とおっしゃっていましたが、その結果、このように幅広い取組みが集まった言えるのではないでしょうか。

 

 

今回の発表の中で、特徴的だったものを挙げてみますと、まず「そもそもなぜ情報を学ぶのか」というもの。私は平成15年に「情報」が始まったときから情報科の教員になったのですが、実は高校に情報科というものができると知って、高校教員になろうと思ったものですから、「これからの教育の明るい未来を築いていくために、やはり情報教育は大切だな」と共感しながらお話をうかがっていました。

 

また、学習指導要領では「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた不断の授業改善」が求められていますが、今回の発表には、昨年度の実践を踏まえて授業改善をした、というものがいくつもありました。先ほどのポスター発表でも、「今回の発表を踏まえて、来年度どうされますか」という質問をする方もいらっしゃり、非常に熱気のあるやりとりが聞かれて、本当に嬉しかったです。

 

授業改善の中で、失敗とその反省を惜しげなく公開してくださった先生もありましたが、私はより良い授業を目指す過程において、失敗というものはないのではないか、と思います。

 

今日はここまで到達した、でも明日からは、さらに来年に向けて、より良くするために何ができるのか、という視点で改善を続けていただき、その結果をまたこういった場で披露していただければと思います。

 

「情報Ⅰ」の内容に即した評価について言及してくださった事例や、自作教材を披露してくださった先生方もいましたし、オープンデータのように、実は見つけにくくてなかなか準備しにくいデータを使ったデータの活用の授業を紹介してくだった先生もいました。さらに、まだ開発中の教材の情報を提供してくださった先生もいました。こういった、まさに「今」を共有してくださっている先生がた、本当にありがとうございました。参加者の先生方にとっても、非常に参考になったと思います。

 

 

「初任者と10年経験者の協働」という発表をしてくださった先生方もいらっしゃいました。今年度、全ての都道府県で情報科教員の採用試験が行われましたので、来年度の4月1日には初任者を迎える学校もあろうかと思います。皆さんが所属されている都道府県の情報科教育研究会は、この初任者の先生と仲間になるような準備はできているでしょうか。そういったところでも刺激になった発表であると思います。初任者の先生とベテランの先生とペアになって授業研究されたことは、お互いにとって非常に大きな経験だと思います。

 

「生徒の学習過程を見取るための工夫」という、大きな示唆をいただいた発表もありました。また、ポートフォリオやルーブリック、クラウド環境を使った生徒の学びの状況の記録を、探究的な学習活動のコーディネートを通して、ご発表くださった先生もいらっしゃいました。「先生が何を教えるのか」ではなくて、「生徒がどのように学ぶのか」を支援する立場での視点として、示唆に富むものであったと思います。

 

教科「情報」は、教科等横断的な取り組みが非常にしやすい教科と言えるかもしれませんが、言い換えれば、情報活用能力育成の中核を担う共通教科ですから、そういった視点での教科連携が考えられるわけです。今回の発表でも、教科等横断的な取り組みに関するものが複数あったのは、大変嬉しいことです。

 

ただ、「嬉しいことです」と一言で言いましたが、その実現においては校内で他教科の先生方と打ち合わせをするなど、非常に苦労が伴うものです。

 

それでも、カリキュラム・マネジメントとして学校全体で情報活用能力を育成するためには、他教科や総合的な探究の時間の先生方との連携は欠かせません。そういったところで、非常に意味のあるご発表をいただけたのではないかと思います。

 

また、図書室との連携について触れていただいた先生もいらっしゃいました。これは、図書室の貸し出しデータを分析して、図書室の利用率を上げるための提案をしてくださったということですが、こういった身近な問題解決においてデータを活用するところで、図書室と連携することは、メディアセンターとしての図書室の利用として1つのテーマになりそうだと感じました。

 

中学校と高校の連携という視点では、中学校の技術・家庭科(技術分野)と高校の情報科との連携という視点と、もっと広く情報活用能力の育成という視点で、中学校から高校に進学してくる段階で何ができるのか、考えられるのかということを発表してくださった先生もいらっしゃいました。

 

この中高の連携については、今後1人1台端末の活用が継続的に実施されていくことで、令和5年4月に高校に入学してくる生徒は、今年の1年生よりももう1年長く1人1台端末を使ってきたことになります。そういうことで、年々1人1台端末、あるいはクラウド環境を活用して学ぶ経験を積み重ねた生徒たちが入学してくることを想定して、高校として何ができるかを考えるのは、非常に意味のあることですので、こういったご発表は非常にありがたかったと思います。

 

また、今回は先生方の授業のノウハウの提供・共有に留まらず、設置者・自治体にとっても参考となるような事例も複数いただきました。情報の先生としての専門性を向上させるための研修の在り方や、遠隔授業の取り組みは、情報教員の人材活用事例というところで大変興味深いものでした。

 

このように、幅広く、そしてこれからの情報教育について考えるにあたって、必要な事例を数多く共有できたのは、非常に実り多い機会であったと、ありがたく思っております。そして、先生方には、今日この会が終わりましたら、また3学期、そして来年度の授業をより良いものとするためにお取り組みいただくことになりますが、私としては、そういったより良い授業の実現を目指して頑張っていらっしゃる皆様を、精いっぱい応援できればと考えております。

 

 

文科省の様々な取り組み情報を手に入れよう!

ここからは、文部科学省の取り組みの紹介です。ぜひ高等学校情報科に関する特設サイト(※1)をご覧になってください。

 

このスライドは12月19日の最新版ですが、今表示しているだけでも、いろいろなものが次々と更新されています。

※1 高等学校情報科に関する特設サイト

 

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こういった情報科に関する新しいお知らせをいち早く共有できるように、高校情報科のメールマガジンを新たに設定することになりました。メールマガジンの登録のためのフォームは、こちらのQRコード(※2)から登録できます。

 

※2 メールマガジン登録フォーム

 

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1人1台端末時代のコンピュータ教室の位置づけは

このあとは、この新着情報に掲載されている情報をかいつまんでご説明していきたいと思います。

 

まず、コンピュータ教室の在り方について、ということに関する、文部科学省からの12月19日付の事務連絡をお示しします。

 

こちらをよく見ると、実は「学習指導要領(総則)」の解説の中に、「国において示す整備指針を踏まえつつ、校内のICT環境の整備に努め」と書かれています。

 

もちろん、「中学校技術・家庭科の技術分野や、「情報Ⅰ」の学習の充実には、コンピュータ教室の環境を生かした学習活動は有効」とありますが、まずこの「整備指針を踏まえつつ」というところを見てみましょう。

 

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この整備指針は、小・中・高とも令和4年6月に改訂されています。こちらのスライドでは、(1)の部分が新たに付け加えられたところです。

 

1人1台端末環境等の整備に伴って、コンピュータ教室については、生徒の個別の端末では性能的に実現が困難な学習活動を効果的に行うことができる空間として捉え直した上で、と書かれています。

 

つまり、これからの時代に必要なコンピュータ教室とは一体どのようなものか、ということを考えてほしい、というのがこの事務連絡の趣旨となっています。さらに、その他の部分を見ると、経済産業省の公表資料も紹介しつつ、STEAM教育のような探究的な学びの推進のための教室としての整備を提案する、というまとめになっています。

 

「1人1台端末があるからコンピュータ教室は要らない」ということではなくて、今お話ししたようなことを踏まえ、捉え直した上での再整備ということについてご検討いただけたらと思います。

 

またこの整備指針には、ちょうどこのスライドの中ほどに、図書館との連携についても書かれています。ですから、図書館が生徒個人のパソコンやコンピュータ教室や学校図書館と連携することは、情報源からしっかり情報を得て探究する活動を展開していくという意味で、図書館がメディアセンターとしての役割を担うために非常に大事であると思います。

 

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また、文部科学省のStuDX Style(※3)というサイトでは、各教科での1人1台端末の活用ということで、このような写真付きの資料をお示ししています。

 

こちらは、私が以前勤務していた千代田区立九段中等教育学校のコンピュータ教室です。平成26年からこのような教室にしたのですが、よくある川の字のようにコンピュータが並んで、みんなが一斉にキーボードを打つような教室ではありません。

 

円卓で輪になって、グループ活動ができるようになっていますし、よく見ると本棚があります。写真に写ってないところには棚があって、ロボットが並んでいて、いつでも実習ができるようにもなってます。写真奥の段ボール箱には様々な実習器具が入っていて、いろいろな実習ができるようにもなっています。プロジェクターも4つの壁に沿う形で4台設置されていて、生徒は好きなプロジェクターの周りで議論するということもできます。こういった教室の設計も参考にしていただけたらと思います。

※3 https://www.mext.go.jp/studxstyle/

 

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情報科の指導をサポートするための体制の充実も図られている

さて、情報科指導体制の充実についての取り組みということで、文部科学省から様々な予算事業を立ち上げています。

 

このスライドで、今ここでぜひご紹介したいのは、スライドの右下、「産学官協議の場の創設」が予算事業になったことです。これは、自治体ごとに産学官協議の場を作っていただいて、情報科の先生方のバックアップをしていこう、というものです。

 

ですので、今回大学の先生方が多く参加されていますが、大学の先生には、その大学が設置されている自治体にこういった産学官協議の場が作られるかどうかに関心を持っていただき、もし作られるということであればぜひご参加いただいて、直接的でも間接的でも、情報科の先生方の授業づくりや授業実施の後押しになるようなバックアップをしていただけたら非常にありがたいと思っております。

 

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先生方へのご支援ということでは、こちらの「施策パッケージ②」で設定しています。

まず情報処理学会のMOOC教材は、私の前任の鹿野先生のときから作っていただいたもので、今も公開されています(※4)。

 

※4 IPSJ MOOC

 

これは、先生がご覧になるだけでなく、生徒が見ても使える、たいへんわかり易いものですので、ぜひご活用いただきたいと思います。

 

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また、文部科学省も今「情報Ⅰ」の「解説動画」(※5)を作っています。こちらも、先生にも生徒の皆さんにもご覧いただけますし、さらに広く国民の皆様がご覧になってもよいように作られています。

 

内容は、先ほど三井先生がポスター発表(※6)でお話しされていたように、全ての知識を網羅的に解説するということではなく、あくまでも「情報Ⅰ」で学ぶ知識で問題解決できるようにという視点で作られています。

 

そのために、少なくとも動画で扱う問題解決のために必要な知識は扱っていますが、知識をいかに教えるかということではなくて、「情報I」で扱われる事柄をツールとして、どのように問題解決をするか、というマインドで見ていただけるように構成しています。

 

※5 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01832.html

※6 https://www.wakuwaku-catch.net/jirei23256/

 

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ですから、動画をよく見ると、「もっと詳しいことがあるんじゃないか」とか、「実は厳密に言ったらこうじゃないか」といった、詳しい情報源に当たりたくなるようなポイントがあるかもしれません。そういうときには、詳しい情報は教科書を見る、もしくは参考図書やwebサイトを見るといったことで、自ら調べて理解するという流れでご活用いただけたら幸いです。

 

■解説動画URL 

「情報Ⅰってなんだろう?」

[0]「コンピュータとプログラミングについて」

 

[1]「センサーライトを作ろう!」

 

[2]「100連ガチャをプログラムして作ろう!」

 

[3]「公平な方法で発表の順番を決めよう!」

 

[4]「天気予報表示マシーンを作ろう!」

 

 

この動画に出演してくださった先生方には、心から御礼申し上げます。また、来年度に向けて「情報Ⅱ」の解説動画も作る予定ですので、これからお声掛けさせていただく先生方もいらっしゃるかもしれません。そういうときにはぜひ、ご協力をお願いしたいと思います。

 

またこれとは別に、ICT活用教育アドバイザー事業の中で、「情報Ⅰ」のオンライン学習会(※7)を実施します。

 

このオンライン学習会は、先生方の日頃の授業づくりのサポートになるような視点で、全10回の構成を予定しています。講演は実施後アーカイブサイトに掲載予定ですので、こちらもぜひご視聴ください。

 

※7  https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01837.html

 

また、小学校や中学校のプログラミングを題材にした研修会も実施しました。もしご興味がありましたら、こちらもアーカイブサイトでご覧になれますので、事務局にお問い合わせいただければと思います。

 

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授業作りと評価のあり方

私たちが「情報」の授業を実施するのは、あくまで学習指導要領に基づいてということになります。先生方には、「生徒が何ができるようになったか」「何が身に付いたか」ということを見取るところでの学習評価の充実、そして「生徒がどのように学ぶか」ということを重視したアクティブラーニングの視点からの学習過程の改善を、ぜひお願いしたいと思います。

 

あくまでも、「生徒が何ができるようになるか」「生徒がどのように学ぶか」「生徒が何を学ぶか」という視点での授業づくりが大切である、ということです。

 

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そして、情報活用能力の育成については、学習指導要領の総則の一番初めでもいわれている通りです。スライドの一番下の方に「学習の基盤をつくる活動を充実するとともに」と書かれているように、情報活用能力の育成は学校全体で行うものであり、そのために「情報Ⅰ」や「情報Ⅱ」の学びをどのように生かすか、という視点でのカリキュラム・マネジメントをお願いしたいと思います。

 

特に、共通教科情報科の目標に「情報技術を活用して問題の発見・解決を行う学習活動を通して」とありますから、生徒が「情報Ⅰ」や「情報Ⅱ」を学んだ後は、この情報技術を活用して問題の発見・解決ができるようになっている、ということになります。

 

特に「情報Ⅱ」は、「創造的に」というキーワードで「情報社会の発展に寄与する態度を養う」ということで、クリエイティビティを発揮ざせる視点でご指導方いただければと思います。

 

 

指導と評価については、評価の観点及びその趣旨を踏まえた上で、評価基準の設定をお願いします。

生徒が単元を通して「問題を発見・解決する学習活動」をしっかり行うということを踏まえれば、この趣旨に基づいた評価基準の設定ができるようになると思います。

 

また、単元の指導においては、その単元を通して生徒が問題を発見し解決する学習活動を行うということをしっかり見取った上で、改善に向けた指導、つまりフィードバックをかけていただき、その上で身に付いたかどうかを、単元の中で評価していただく。その単元ごとの総括を、学期ごとや年間の総括に生かしていく、といった流れで、「どこまで指導と評価ができたか」と、「来年度に向けての改善点は何か」というところを整理していただければと思います。

 

 

情報入試にどう取り組むか

情報入試関係についても、少しだけ述べます。

 

大学入試センターが、11月9日付で試作問題を公開しました。問題は見ていらっしゃると思いますが、教科の指導において踏まえないといけないのは、共通テストの「問題作成方針に関する検討の方向性について」、私が注目しましたのは、スライドに表示している点線の中の内容ですね。ここには、主体的・対話的で深い学びを通して育成することとされている、深い理解を伴った知識の質を問う問題や、知識や技能活用し、思考力・判断力・表現力等を発揮して解くことが求められる問題を重視しますよ、ということ。そして、その際、学習の基盤としての資質能力がしっかり育成されているかを見ますよ、ということが示されています。

 

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教科情報においては、やはり情報と情報技術を活用した問題の発見・解決に向けての探究的な活動の過程、および、情報社会と人との関わりを重視しますよ、ということが示されています。また、情報社会と人との関わりや、情報の科学的な理解を基に考察する力を問う問題とともに、問題の発見・解決に向けて考察する力を問う問題も含めて検討しますよ、とされています。

 

しかもこれは、「既知ではないものも含めた資料等に示された」と書かれているので、初見のものが出題されるかもしれないですよ、ということを言っているわけですね。

 

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ですから、入試対策ということよりも、授業の中で、学習指導要領に基づいて、教科横断的な視点で情報を活用した問題の発見・解決を行う学習活動を、どのように生徒に体験させていくかを重視した授業運営が求められるのではないかと思います。

 

ということで、この意味でもやはり学習指導要領に基づいた授業を着実に実施していただきたい、というのが私からのお願いです

 

 

これからの授業作りに向けて

こちらは、皆様方に、これからの授業づくりにおいて、取り組んでいただきたいところをお示ししました。

大体はいつもと同じですが、「外部有識者と連携し」ということを追加しました。

 

今回の発表会の事例にも該当してるというものがたくさんあったと思います。こういった視点で、これからの授業づくりの参考にしていただきたいと思います。

 

大学の先生方におかれましては、ぜひ、産学官協議の場への参画をよろしくお願いしたいと思います。