事例239

高等学校「情報I」における「授業」と「評価」

東京都立町田高校 小原 格先生

この発表では、まず簡単に本校の紹介をした後に、国立教育政策研究所(国研)の「指導と評価の一体化」の内容をご説明します。さらに、本校ではどのような形で指導と評価を行ったのかということを、計画と実際の評価を含めてご報告し、最後にまとめと課題、という流れでお話しします。

 

初めに、町田高校のご紹介をします。

 

ちょうど今から3年前に開校90周年を迎えた、地元の伝統校と言われる学校の一つです。東京都教育委員会から進学指導特別推進校の指定を受けており、今から4年前の2018年に学校独自で1人1台iPadを導入しました。

 

昨年度、東京都によるoffice365の一括導入があり、本年度からは1人1台端末の年次進行導入で、東京都のCYOD(Choose Your Own Device)の推奨端末の中から選択することになりました。

 

本校の場合はiPadを選んだので、2・3年生も1年生と同じiPadということで、他の学校とは導入の仕方が少々変わっていることになります。

 

さらに、教育用クラウドとしてclassiとclassiNOTEを導入しています。これは後で実践の中で出てくるので、ここでご紹介しておきます。生徒はルールのもとでiPadを学校で自由に活用し、自宅にも自由に持ち帰ることができます。

 

 

「指導と評価の一体化」とは…

 

ここからは「指導と評価の一体化」についてお話しします。今日の前半部分については、こちらの国研の「指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料」(※1:以後「参考資料」)に基づいて、授業を進めているところもありますので、詳細はこちらをご覧いただければと思います。

 

※1 https://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/hyouka/r030820_hig_jouhou.pdf

 

 

「指導と評価の一体化」について、簡単にご説明します。

 

今、高等学校の評価においては、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で、それぞれA、B、Cの3段階で評価しましょう、とされています。

 

国研は、A、B、CのBを「おおむね満足できる状況」、これを「評価規準(私たちは「のりじゅん」という言い方をしています)」として、このBの状態に近づけましょう、ということになっています。「十分満足できる状況」と判断されるものはA、「努力を要する状況」はCとして、A、B、Cで成績を付けましょうね、という形です。ちなみに昨年度までは、「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4観点で評価するという形になっていました。

 

この「評価規準」は、それぞれの学校で決めることになっています。実際には、平成12年、今から20年以上前から、「指導を評価に生かすこと」が国研でも随分言われ始めていました。

 

つまり、評価の結果によってその後の指導を改善し、さらに新しい指導の成果を再度評価する、ということが「指導に生かす評価を充実させる」という形で、中教審の教育課程審議会で報告されていました(※2)。

 

※2  児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について (教育課程審議会答申) 

 (平成12年12月4日)

 

要するに、Bに満たずCになってしまった生徒に、「あなたは、できなかったからCです」で終わるのではなく、そのような生徒にいかなる手だてをして、「あるべき姿」、つまり「「おおむね満足=B」の状態に近づけていくのか、その手立ても含めた評価であるべきということ。つまり、評価をすることによって、それを指導に結び付けましょう。指導することによって、再度評価を進めていきましょう、ということです。

 

平成30年告示の学習指導要領では、この評価のあり方の必要性や重要性がより明確になったと理解しています。特にここでは、「主体的・対話的で深い学びの視点」ということも言われていますので、それらも含めて一層重要視されてきているのかなと感じている次第です。

 

 

学習指導要領の記述自体がほぼ「評価規準」に

 

また、これはここで触れておいた方がよいと思いましたが、平成30年告示の学習指導要領から、スタイルが随分変わって、資質・能力に合わせた形になり、学習指導要領の記述自体が、ほぼ「評価規準」となっています。

 

「参考資料」を見ると、そこが直接的に「内容のまとまり」として示されています。例えば、「(3)コンピュータとプログラミング」であれば、(3)の「知識・技能」「思考・判断・表現」の学習指導要領の記述が、右側の「評価規準」にこのような形で直接結びついていくということです。

 

例えば下図で、左側で「次のような知識・技能を身に付けること」とあって、その中が(ア)(イ)(ウ)と分かれていますが、この「理解すること」の内容が、右側のように「理解している」となれば、これは評価規準になるよ、ということです。

 

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このように、新しい学習指導要領は、評価規準としてはシンプルな形になりました。

 

というのは、その前の学習指導要領では、実際に授業をする人間が、「知識・理解」、「思考・判断・表現」、「技能」といった内容を全て読み解きながら「評価規準」を考えていかなければならなかったという面がありました。

 

確かに、評価規準を作るためには内容を把握するという必要があるので、非常に勉強にはなりましたが、今回はそこがかなり直接的に変換できるので、随分時間を節約することができるようになったと思います。学習指導要領自体が、ほぼ評価規準になっているとご理解いただければよいかなと思っています。

 

それを、実際の授業に合わせて必要な部分を取り出し、場合によってはくっつけて調整すると「知識・技能」「思考・判断・表現」になるわけですが、「主体的に学習に取り組む態度」については、直接的には学習指導要領には出ていません。

 

そちらについては、評価の観点の趣旨や、「参考資料」の69ページから74ページにも載っているので、それらから抜き出したものを参考にして、スライド右下にあるような形で実際に作ることもできます。

 

このような形で、まず評価規準をきっちりと作りましょう、つまり「このような生徒の姿にしたい」ということを明確にしましょう、というのが評価規準の意義であって、ここで描いた姿が「おおむね満足な状態」であるということだと思います。

 

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昨年度までの学習指導案と比較すると…

 

下図は私が作っている昨年度と今年度の学習指導案です。昨年度から「情報Ⅰ」を意識して、ずいぶんいろいろな授業でこのように動いてきました。

 

例えば昨年度までは、単元の評価規準があって、それに対して学習活動に即した評価規準があって、という階段構造になっていましたが、今年度は学習指導要領から直接的に評価規準を取り出すことができるので、この部分については非常にシンプルになったと言えます。

 

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もう一つ変わったのが、「指導と評価の計画」です。こちらは後でお話ししますが、今までは左側のような形で、各学習活動についてどんな学びをするのか、どのような形で評価をするのか、評価基準との関連は何か、どのように評価するのか、ということを記載してきました。

 

それが、今回の参考資料では、「授業時間数」と「記録」という欄が付きました。

 

この「記録」は、「実際に主に記録を取る評価なのか、主に指導を中心とする評価なのか、ということを明確化しようという趣旨」であると書かれています。ですので、私は例えば1時間目は主に指導を中心に進めて、その上で何か特記しておくことがあれば記録を取るという意味で、この欄を使っています。

 

このような形にすると、指導計画が多少シンプルになって、なおかつ毎回何かしら評価を付けなければいけないということでなく、時間や活動によって何を重点にするのかがわかりやすくなったかなと思います。

 

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もう一つの参考が下図、「評価の例と手立て」です。これは、私が授業を行う上で、生徒を想定して作成してきたものです。評価基準をBとして、Aとされるのはどのような状況か。さらに、Bでなければ自動的にCということになりますが、「あなたはダメね。評価はCね」で終わりなのではなく、Cの生徒たちに対してどのような手だてをするのか、ということを、あらかじめ想定をしてここに書いておくっていうものです。

 

こちらについては、国研の参考資料の中に例が出ているところと出ていないところがあります。私も個人的には昨年までのものをそのまま流用しているところもありますが、どのような形で指導を進めていくのかを考えるにあたって、特に慣れないうちは毎回必ず作っておくべきではないかと思っています。

 

また評価についても、BとCの分かれ目は比較的わかりやすい。つまり、先ほどお話ししたように、Bの状況に届かなければ、自動的にCとなります。しかし、どのような状況がAなのかというのは、やはり難しいと思います。

 

ですから、あらかじめ想定をしておくということは非常に大事なことで、このように例をいくつか挙げておいて、それに合わせて実際の評価活動を進めるという形が現実的かなと思います。

 

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「4W1H」で評価を考えてみた

 

ここからは、本校での評価の実践事例に話を進めます。まず、評価を行うにあたっては「4W1H」で考えてみました。

 

まず、「what:何を評価するのか」。これは、今回は「3観点のどれか」という意味と、「評価物は何か」という意味の両方の意味で取っています。

 

「when:どの次元で取るのか」。例えば、内容のまとまりとして単元を5時間ものとして行うのであれば、3時限目で評価をするのか、4時限目でするのか、といったことです。

 

それから「where:どの場面で取るのか」。これは1時間のうち、最初の15分経った場面で取るのか、最後のまとめの部分で取るのかという意味です。

 

「who:誰を」。評価の対象は基本は生徒ですが、グループを対象とするのか、個人を対象とするのかということです。

 

さらに「how:どのように」。これはAの状況はどうするのか、Cだったらどうするのか、といったことです。こんなような評価の流れを4W1Hと考えることができるかなと思います。

 

 

実際に評価を行っていく上で、一番大事にしているのが年間計画の部分です。年間計画というのは、どの分野に何時間かけて、どの程度まで学ぶのか、という大枠な計画です。それによって、単元の時数が決まってきて、その単元の時数によって、どのような授業内容を進めていこうかと考えていくわけです。

 

ですから、まず、この「何時間かけて」「どこまで」という2つの土台がしっかりしていないと、おそらく評価も決まらないのではないかと思います。ですから、まずはこの土台をしっかり作った上で、単元の評価規準のほうに入っていきます。

 

単元の評価規準については、先ほどお話ししたように、令和4年度からは、学習指導要領が資質・能力ベースに変わったので、もちろん調整する必要がある場合もありますが、比較的作りやすくなったと思います。

 

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指導と評価をセットで考えて授業計画を作る

 

次が指導と評価の計画です。何をいつ評価するのか、というのが非常に重要です。評価規準の内容を、何時間目にどのような指導と評価を行うかを計画し進めていくことで、当日の指導計画も作られていきます。3観点をバランスよく見ることを考えると、当日の指導計画は、しっかりと指導と評価の計画に則った上で、進んでいくことが必要です。

 

もちろん、やろうとして計画してみたら、とても1時間では終わらないだろうと予想されることもありますから、計画を変更したり、場合によっては評価規準の内容を修正したりなど、行ったり来たりして調整が必要になることもあります。このようにして修正を重ねながら、指導と評価の計画や当日の指導計画が形作られていきます。

 

これが私の今年1学期の実際の評価計画です。上半分が「(1)情報社会の問題解決」で、下が「(4)情報通信ネットワーク」で定期考査までの部分です。

 

○が主に指導を中心とする活動ですので、記録を取ることはあまり想定していませんが、生徒によっては記録する場合ももちろんあります。

 

●のところでは、何らかの形で全員分記録を取るように計画しました。あえて「計画をしました」というのは、後ほど説明します。

 

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下図が私の評価の基本的な方法です。

 

主に指導を中心に行う回では、「この生徒の様子は記録しておいた方がいいかな」っていう生徒については、教務手帳などに手書きでメモを残します。

 

例えば、「この生徒は普通は『おおむね満足』だけど、ここはあまり得意じゃなさそうだな」とか、「この子はここはすごく理解できて、頑張っているな」といったことを、その場でぱっと書きます。特に記録を残していない人はB、ということで、特徴がはっきりしてわかりやすくなります。

 

評価の記録を残す回については、ICTツールを用いて、自動的に全員の記録が残るようにしています。やはり先生1人で40人分記録を付けるのはなかなか大変ですし、後から見返すということもできます。また、生徒の提出もスムーズになるという利点もあるので、私はそのように割り切って付けています。

 

 

「何を」「どの場面で」評価するか

 

ということで、3つ事例を紹介していきたいと思います。

 

こちらは、先ほどの授業計画の第7回、「情報社会の問題解決」で情報モラルを扱った「分析と解決策の立案」のところで、ここは評価の記録を残す回です。

 

ここではclassiNOTEを活用しています。いわゆるノート系アプリで、こちらに私が開発した問題解決用のテンプレート「IE図(※3)」を入れて、解決策を書いてもらいます。画面上で、全員が書いたものを一覧で見ることができます。

 

※3 https://www.machida-ohara.jp/index.php?page_id=233

 

生徒には、1つの問題点から展開して、大体10個くらいは解決策を挙げるといいね、と声をかけておきます。見ていると、数だけでなく内容的な点についても、やはり良い分析というのは、ブレーンストーミングのようなものを通して考えられていることがわかります。

 

解決策がたくさん挙がっていて、かつよく考えられている、よく判断されていると思われるものは「A」。解答スペースが大体埋まっていれば「B」。もっと書いてほしいものは「C」、という形で評価を付けています。

 

ちなみに、この活動では、最初にIE図の下半分、つまり「原因」を挙げる部分は、生徒がペアで相互に説明し合う活動を行っています。そこで相手から何かアドバイスを受け、何か付け足すことがあったらその場で書き加えてもよい、としています。そうすると「原因」がさらに増え、結果、たくさん分析できたことになるので、基本的には全員ぎっしり埋まっていても不思議ではないという状況です。

 

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下図は第8回の「解決策の策定(座標軸と図解)」の授業です。発表とスライドを活用して評価の記録を残します。

 

この授業では、2人一組になって、相手が前回のIE図で書いた解決策を座標軸で配置したものを見て、お互いが提案をするというところで対話的な活動を進め、情報モラルに配慮して情報社会に主体的に参画する態度を評価しようとしました。

 

今回はPowerPointを使って提案を行い、そのファイルを保存する形にしようとしたのですが、コロナの関係で短縮授業になり、さらに学級閉鎖のクラスもあったりしたため、そこまではできませんでした。ですので、来年度以降は実際にできるようにしたいと思っています。

 

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下図がC1回の定期考査の解説です。ここも評価の記録を残す回で、classiのアンケート機能を使います。

 

定期考査の実施後に、実際に苦手だったところはどこかを具体的に書かせています。要するに、「次は頑張る」だけでなく、チェックの際の客観的に自分を見つめ直しているか、つまり自己調整ができるのか、PDCAができているか、というところを確認するために行いました。これも、アンケート形式で全ての回答が一覧で集まりますので、うまくいったと思います。

 

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まとめと課題

 

今回のまとめです。学習指導要領の内容がそのまま流用できるので、「評価規準の作成」が効率よくできるようになったのは非常に良くなったと思います。

 

その代わり、「指導と評価の計画」の重要性がより大きくなったと思います。

 

 

課題としては、やはり「主体的に取り組む態度」の評価は難しいと思います。特に行動観察は、一気に40人の行動を見るのはなかなか大変ですので、工夫が必要です。

 

また、「A」と「B」の差をどうつけるかということについても工夫が必要でしょう。

 

さらに現実的な評価として、例えば先ほどお話ししたような、意図しない学級閉鎖や、生徒の状況などで評価すること自体がなかなか難しくなってしまうことがあります。そのようなときのために、予備的な記録を付けておくとことが必要になってくるかなと感じた次第です。

 

 

参考文献はこちらです。

 

 

[質疑応答]

 

Q1.生徒への評価の通知についてはどのようにされているでしょうか。一般的には、学期ごとにまとめて成績通知をしていると思うのですが、単元ごとに「A」「B」「C」だけだと、全単元を学期ごとにまとめるのが難しいかと思います。「A」「B」「C」ではなくて、点数法で区切り点を設定するのがよいのではないでしょうか。

 

A1.小原先生

実は、私もそういうように考えることもあります。ただ、これは「情報」の授業だけでなく、学校全体、あるいは東京都立高校全体としてどう評価するのか、ということも関わってきてるところがあります。今までは5段階評価でしたが、今は学期ごとの5段階の成績通知とともに、それぞれの3観点による「A」「B」「C」が付いての通知という形になります。

 

なので、「この単元の評価はこうですよ」という形で、生徒に対して個別に通知しているわけではありません。ただ、「ここの部分については、こんなふうに評価するよ」ということは、生徒にはできるだけ通知するようにしています。

 

とは言っても、先ほどお話ししたように突発的なことがあるとまずいので、あまり絶対にこうする、と言いにくいところがあるので、そこは生徒には上手に伝えるようにしています。

 

このような形で、実際生徒には「A」「B」「C」で通知する形になります。もうちょっと言えば、本校の場合は、「主体的に取り組む態度」などについては、いったん点数に変換し、それを基に「A」「B」「C」で評価するということも考えながら試行錯誤しているところです。

 

 

Q2.教科担当が1人しかいない場合は、「A」「B」「C」を付けやすいと思うのですが、教科担当が複数いる場合は難しいと思います。先生のご意見をお聞かせください。

 

A2.小原先生

本当にそうだと思います。私の場合、先ほどのように何らかの形で残るものを取っておくというのは、大事なことであると思います。

 

例えば、ノート系のツールがあれば、生徒のノートの一覧が残りますから、それを基に、「私はこんな理由でこの子は「A」でいいんじゃないかと思う」といった形で情報交換することによって、ある程度目線を合わせることができるのではないかと思います。

 

せっかく1人1台端末が実現したので、それとICTツールを上手に組み合わせることによって、先生同士の目線も合わせやすくなるのかな、と思います。

 

私は、主体性などの部分の評価については、できるだけ根拠として残るものをたくさん取っておく方がよいと思います。とはいっても、当然、教科のバランスや生徒の負担もありますから、なかなか全てをというわけにはいかないでしょう。そこは上手にツールを使うことによって、できることになるかと思います。目線合わせは非常に大事なことだと思っています。

 

 

Q3.記録に関する「主体的な態度」というのは、主にどこを見て評価をしていますか。

 

A3.小原先生

国立教育政策研究所の資料によると、「粘り強く学習に取り組む態度」と「自己調整力」という2つがキーワードになっていると思います。私もそれに倣って、粘り強く学習に取り組んでいるか、つまり一生懸命頑張ってやろうとしているかというところと、自己調整力、つまり自分の学習を調整しようとしているか、ということを見ています。

 

「粘り強く学習に取り組んでいるか」というところについては、先ほどお話ししたように、いろいろな取り方ができると思います。「主体性」で取るとすると、例えば粘り強くたくさん書こうとしているとか、ノートにいろいろな書き込みがあって、自分なりにやろうとしているな、というところを取ることもできるでしょう。

 

また「自己調整力」で言うと、先ほどお話ししたアンケートの結果から、自分が具体的にどの部分について着目していて、「これをこう直すとうまくいくのではないか」といった記述があれば、それを自己調整と見てよいのではないかと思います。

 

ですので、あらかじめこの2つのキーワードを基に決めていくのがよいのではないかと思っています。もちろん、単に頑張る姿勢というものも大事だとは思いますが、それだけでなく、今お話しした2つをキーワードにされるとよいのではないかと思いました。

 

第15回全国高等学校情報教育研究会全国大会(オンライン大会) 分科会発表より