情報入試の「これから」を創るプロジェクトが始動!

~大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討シンポジウム2023

2025年の大学入学共通テストへの「情報I」導入とともに、個別試験で「情報」を課す大学も増えつつあります。教科としての歴史が浅く、その知識体系の構築や評価方法の分析がまだ十分とは言えない「情報」を、入試でいかに問うのか。これが明らかになることで、入試による高大接続が実現することになり、高校での学びの可能性も大きく広がることでしょう。

 

「大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討」プロジェクトでは、教科「情報」の知識体系に基づいた学習評価手法の確立を目指し、どのような問題を出せば受験生の理解の度合いを判別できるかについて、大学入試の典型的な問題、および多肢選択問題で学習成果を測るためのバックグラウンドとなる理論を構築します。さらに、大学入試の喫緊の課題とも言われるCBTシステムの開発にも取り組みます。

 

このプロジェクトの概要を紹介する第1回のシンポジウムが開催されました。各研究グループの目指すところや現状の課題について、プロジェクトメンバーの先生方と参加者の皆さんの熱い議論が繰り広げられました。

 

2023年10月28日 @慶應義塾大学三田キャンパス

 

 

[プログラム]

・開会挨拶

 植原 啓介先生(慶應義塾大学)

 

基調講演「CBTが変える大学入試」

 石岡 恒憲先生(大学入試センター)

 

全体計画説明「大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討」

 植原 啓介先生(慶應義塾大学)

 

・各グループからの説明

 「グループ1:典型的な問による評価手法の開発」

  谷 聖一先生(日本大学)

 「グループ2:多肢選択問題によるIRTに基づく評価手法の構築」

  植原 啓介先生(慶應義塾大学)

 「グループ3:CBTシステムの開発」

  西田 知博先生(大阪学院大学)

 「グループ4:評価手法の妥当性の検証」

  辰己 丈夫先生(放送大学)

 

パネルディスカッション

 司会: 萩原 兼一先生(大阪大学大学院)

     石岡 恒憲先生(大学入試センター)

     植原 啓介先生(慶應義塾大学)

     辰己 丈夫先生(放送大学)

     谷 聖一先生(日本大学)

     西田 知博先生(大阪学院大学)

     福原 利信先生(東京都立田園調布高等学校)

 

・閉会の挨拶

  植原 啓介先生(慶應義塾大学)