教科「情報」でプログラミングをどう教えるか

 実践事例と意見交換
 ~愛知県高等学校情報教育研究会・研究協議会

愛知県高等学校情報教育研究会の総会と研究協議会が愛知県産業労働センターで開催されました(2015年11月17日)。
今回の研究協議会のテーマは「教科『情報』におけるプログラミング教育の実践事例と効果的な指導方法の検討」。

中央教育審議会の教育課程企画特別部会の論点整理で、「情報の科学的理解に裏打ちされた情報活用能力を身に付けること」が重要であることが盛り込まれ、新たな基礎学力としてのプログラミング教育の重要性が改めて示唆されました。今後、次期学習指導要領に向けて、初中等教育でのプログラミング教育の充実が急務とされ、情報科の教員にはその中心的な役割を担うことが期待されることになるでしょう。

一方で、プログラミング教育を実際に高校現場に導入しようとした場合、そもそも今まで授業でプログラミングを教えたことがない先生が多いこと、「言語は何にするか」「そもそも勤務校の環境はどうなのか」「誰がその環境を整備するのか」という根本的な課題をどうするかということなど、解決すべき問題は山積状態です。

今回の研究協議会では、プログラミング指導の実践事例の紹介から、指導法や具体的な言語や教材などだけでなく、生徒の状況に応じた目標設定や、生徒が陥りやすいポイントなどについて幅広い情報共有が行われました。


[教科『情報』におけるプログラミング教育の実践事例と効果的な指導方法の検討 実践報告]
1.「アイスブレイク 先生方の意識の中へのプログラミング導入」
  愛知県立瀬戸北総合高校 田中 健先生


2.「PenFlowchartを用いた授業の提案とテキストの公開」
  名古屋高校 中西 渉先生


3.「課題研究でのプログラミング教育実践報告」
  愛知県立衣台高校 井手広康先生


4.「学び方を学び問題解決能力を育成するプログラミング学習の実践」
  愛知県立岡崎商業高校 水野修治先生